3. 各種追加機能の検討 これらの課題の解決のために、電子タブレット閉そく装置(仮称)に追加する各種設備及び機能を検討する。 追加する設備等のケースとしては、 (1) 場内信号機を設けるケース (2) 場内信号機位置に標識等を設け、閉そく区間の終端とし、駅進入の可否を別途指示するケース (3) 同時進入を優先進入条件として。機外停止させるケース (4) 一駅に対し上下列車の同時接近を許さないケース (5) 過走による相互支障が発生しないようATSによる防護を行うケース 3.1 場内信号機を設けるケース 既存の閉そく装置から、試作の閉そく装置に移行する場合、連鎖、タブレット閉そく方式では、場内信号機を残すことで従来の運行形態は維持される。試作した閉そく装置は、個々の線区に応じた設備構築になる。 設備費を考慮しなければ、同時進入、仮想防護が容易になる場内信号機の設置も今後の検討課題で一考の余地はある。 タブレット区間等では、場内信号機で一方の列車を停車させ、片方が停車した後に、待たせた列車を進入させるので、それほど大きな待ち時間を要せず、「同時進入の禁止」を遵守できる。 3.2 場内信号磯位置に標識等を設け、閉そく区間の終端とし、駅進入の可否を別途指示するケース及び同時進入を優先進入条件として機外停止させるケース 場内相当の外方に地上アンテナを2個設け、各アンテナに次の機能を持たせる。 A3:場内相当に停止した列車に対して、進行指示を発信するもの A4:場内相当の停止・進行の条件を発信するもの (1) ATSが設備されていないために場内信号機相当で、列車を停車させるためのバックアップがない。
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